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浄水施設

浄水施設には大きく分けて3通りの形があります。それは、消毒のみの方式、緩速ろ過方式、急速ろ過方式です。これらの違いは、処理過程が違うことはもちろんですが、原水の水質によってどの方式を適用するかが決まります。具体的には下のひょうのようになります。

処理方式 原水の水質
消毒のみの方式 大腸菌群50(100ml、MpN)以下、一般細菌500(1ml)以下、その他の水質項目も基準以下の場合
緩速ろ過方式 大腸菌群1000(100ml、MpN)以下、BOD 2mg/l以下、年平均濁度10度以下の場合
急速ろ過方式 上記以外の場合

次に、それぞれの処理方式がどのような過程で行われているのかを示します。

○消毒のみの方式

浄化施設 消毒のみの方式

○緩速ろ過方式

浄化施設 緩速ろ過方式

○急速ろ過方式

浄化施設 急速ろ過方式

 大まかな浄水施設の形式は以上のようになります。各パーツに関しては後ほど(^^)


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