環境系志望者の大学選び/環境の大学 環境系志望者の大学選び

環境系志望者の大学選び


環境系の仕事につきたいと考えてる理系の高校生ぐらいを想定して、kinの生活の中で大学選びについて感じたことをまとめておきたいと思います。

まず、極論からですが・・・ぶっちゃけどこの大学でもいい、いや、むしろ環境とついてない学科に行った方がいい。というのがkinの考えです。そう考えるのには、いくつか理由があります。

まず一つ目は、環境に裏切られることもあることです。

kinは、大学には環境と名前のついたところに行って、環境問題に関することを集中的に勉強したいと高校生のときに考えてました。そして、環境なになに学科みたいなところに入学したのですが、授業は他の学科と共同が基本で、環境問題に関する話題はこれまで聞いたことがある内容に少し毛が生えた程度でした。

これは、よくよく考えてみれば当然の話です。環境問題は最近になって話題になったけど、環境問題の研究をしている人がいてるというわけではないんです。ちょっとわかりにくいですね。言い換えると、環境問題なんて研究テーマはなくて、地球温暖化の将来予測をするための気候モデルを組む研究や、河川環境を改善する水底に生息している微生物の研究なんかはあるけど、環境問題を研究している人は(ほとんど)いないということです。

つまりは、環境問題も多くの研究分野に分かれていて、これまで気候モデルを研究していた人は温暖化の将来予測という研究テーマを持つようになった。これまで河川の微生物の研究をしていた人は河川環境を改善する微生物という研究テーマを持つようになっただけなんです。

だから、下手に環境という名前がついているからこの大学にしようといった選び方では、後悔することになると思います。理由はわかりますね?環境と名前がついていても、その実は気候だけを扱う学科であったり、生物だけを扱う学課であることが多いんです。

温暖化をやりたいのであれば将来予測をしたいのか、改善するための機械開発をしたいのか、政策手法の提案をしたいのか、経済的影響を知りたいのか目的を明確にすることが必要だと思います。環境だから行ったのに経済しかやらないとか、原子力しかやらないとかってことがないように中身もよく確認しましょうってことです。

二つ目は、就職で困るかもってことです。

理系の就職では、機械学科卒とか土木学科卒とかってゆう条件がつく場合があります。まぁ当然ですね。こういう風に限定すれば企業はほしい(最低限なにかができる、もしくはわかる)人材だけに募集をかけられるんですから。このときに困るのが環境系の学科。とにかく、内容が明確にならないことがある。

例えば、A君が機械学科と環境エネルギー学科(ありそう…あったらごめんなさい。)という二つの学科で迷っていました。ですが、真剣に環境をやりたいA君は環境エネルギー学科を選択しました。その学科は、たまたまA君のやりたい機械に特化した学科でした。

A君はしっかり勉強し、就職活動の時期を迎えました。そこで、A君はB会社にエントリーしました。しかし、B会社は機械学科卒の学生だけを求めていたので、B会社のリクルーター(面接前の選抜を行うような人)に遠回しに諦めるように勧められました。結局、A君はB会社に面接すら受けられませんでした。

これは一つの例でしかありませんが、ありうることです(将来的にはなくなっていくと思います)。kinも、とある企業にエントリーしました。しかし、同じ大学に上でいう機械学科にあたるところに所属する学生もエントリーしている上、その会社は一つの大学からエントリーできる学生の数を制限しているということから、リクルーターに辞退を勧められました。(特殊な例かも・・・)

大企業ともなれば、エントリーする学生も相当な数になるので一々面接するのは時間がかかって、本来の業務がおろそかになってしまいます。なので、リクルーターの存在が効いてくるのでしょう。

だから、環境と名のついた学科に行くよりも、伝統ある学科に行った方が就職では有利に働くこともあるかもしれません。しかし、実際に伝統ある学科に行くと断られている学生の存在を知らないので、そのメリットは実感していないかもしれませんね。

三つ目は、環境の勉強はどこにいってもほとんど独学だということです。これは、一つ目と若干かぶる内容です。

環境に関する勉強は、専門的にやろうと思えば機械や建築、土木、生物、経済、政治などの昔からある学問が基礎になります。その基礎も、大学の四年間では学びきれないほどあります。そんな中に、環境の授業を盛り込むことは大学にとって非常に負担になることです。

だから、環境系の学科に行ったとしても、これまでの環境問題の歴史みたいな講義や環境対策技術を紹介するような講義のような、一般向けの講義はありません。そんなのは、(提供されていれば)一般教養科目として全学部の人が受講できます。なので、提供されていない部分(この方が多い)は全て独学になります。

また、どの大学、どの分野の学部・学科に進んだとしても、環境は切っても切れないものが多いので専門の授業の所々に環境の話題が出てきます。心配しなくても、むしろやりたくなくても出てくるのが環境です。


どうですか?なんとなくわかってもらえたでしょうか?結局、kinが言いたかったのは、環境はやりたくなくてもできる。だから、大学はやりたい分野を明確にして慎重に学科を選びましょうってことです。


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